表の”見た目”がバラバラだと損をする
Excelで作成した表が、罫線やフォント、セルの塗りつぶしがバラバラな状態になっていると、見た目の印象が悪くなります。
特に、複数の人が編集したファイルや、何度も修正されたシートでは、書式が統一されていないことがよくあります。
こうした”見た目の乱れ”は、内容がどれだけ良くても受け手に悪印象を与える原因になります。
人によって見た目が違わないように、一度の動作で同じフォーマットになるように変換させることで、統一感を持たせることができます。
今回は、書式を一括で整える「見た目クリーナー」マクロを紹介します。
書式を一括クリア&整えるマクロの作成
基本コード
Sub CleanAppearance()
Dim ws As Worksheet
Dim lastRow As Long
Dim lastCol As Long
Dim rng As Range
Set ws = ActiveSheet
' 最終行・最終列の取得
lastRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
lastCol = ws.Cells(1, ws.Columns.Count).End(xlToLeft).Column
' 範囲の設定
Set rng = ws.Range(ws.Cells(1, 1), ws.Cells(lastRow, lastCol))
' 書式をクリア
rng.ClearFormats
' 標準のフォントと罫線を再設定
With rng
.Font.Name = "Meiryo"
.Font.Size = 10
.Borders.LineStyle = xlContinuous
.Borders.Weight = xlThin
End With
End Sub
解説
このマクロでは、
- 最終行・列を自動的に判定
- 使用範囲の書式をすべて削除(値は保持)
- フォントを「メイリオ」、サイズ10に統一
- すべてのセルに薄い罫線を設定
という一連の処理をまとめて行っています。
応用例:ヘッダーだけ別の書式にしたい場合
表の1行目(ヘッダー)だけ書式を強調したいケースも多いでしょう。
次のように少しコードを加えるだけで対応できます。
' ヘッダー部分の装飾
With ws.Range(ws.Cells(1, 1), ws.Cells(1, lastCol))
.Font.Bold = True
.Interior.Color = RGB(200, 200, 255)
End With
解説
Font.Bold = Trueで文字を太字にするInterior.Colorで背景を淡い青色に設定する
これにより、見出し行だけを目立たせることができ、読みやすさが格段に上がります。
実装するメリット
この「見た目クリーナー」マクロを導入することで、次のようなメリットがあります。
- 表の書式がいつでも一発で整う
- 修正時に発生したバラバラなフォーマットを簡単に統一できる
- フォントや罫線の基準を明確に保てる
- 他人に見せるファイルの”印象”が良くなる
特に、共有ファイルや提出資料を扱う場面では大きな効果を発揮します。
まとめ
見た目が整った表は、それだけで内容の信頼性が高く見えます。
今回のマクロを使えば、
- 書式クリア
- 統一フォント
- 罫線整備
- ヘッダー強調
といった操作をまとめて自動化できます。
繰り返し使う帳票や、誰かに提出するファイルを扱うことが多い場合は、この「見た目クリーナー」をぜひ導入してみてください。
